牧師コラム 『からし種とパン種』 2018年9月9日

牧師 高橋勝義  

 からしの種は0.5ミリほどの小さな種です。またパン種とはパンをふっくら膨らませるイ-スト菌のことです。からし種とパン種の共通点は、どちらも小さな種が大きくなるということです。
 聖書が「神の国」を からし種とパン種にたとえているのは、初めの小さな一歩(イエス・キリストを罪からの救い主として信じ、まことの神の御支配の中に飛び込む決断)が、その人の人生に神の大きな力が働き始める第一歩になるからです。
 聖書の冒頭に『はじめに神が天と地を創造された(創世記1:1)』とあるように、まことの神が私たち人間を創造された時、私たちはこの神と共に歩んでいました。
 ところが、人は神と共に歩むことを拒み、離れてしまったのです。
 創造の初めのように、再び人がまことの神と共に歩む道を備えるために、この世に来られたイエス・キリストは時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。(マルコ1:15)』と語りました。
 神と共に歩むために必要なことは、「神から離れ、自分中心の歩みをしている罪を認め、イエス・キリストが私の罪の身代わりに十字架の上で死んで下さったことを信じる」ことです。すると、すべてのは赦され『この方(イエス・キリスト)を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった(ヨハネ1:12)』との御言葉の約束が成就するのです。
 この良き知らせ(福音)を信じるすべての人は、神との壁()が取り除かれ、新しく造り変えられ、新たな歩みに入り、その人の生涯に神の力が働き広がるのです。